カトリック渋谷教会は、ドミニコ修道会の修道院がある東京都渋谷区南平台にある教会です。伝統的であると同時に開かれた教会で、老人から小さな子どもまで各層の人々が集う自由な雰囲気が特長です。日曜日のミサは午前8時、午前10時の2回です。第1・第3日曜日の午前10時のミサは、手話での通訳も行っています(8月と年末年始はお休みすることがあります)。
所属信徒数 : 約1,200名
信徒地域分布 : 東京都内及び近郊各地
創立年月日 : 1960年11月22日
1959年12月、東京都渋谷区南平台の伊達宗彰邸跡地にドミニコ会新修道院の教会部分が完成しました。正面の壁一面の青磁色が印象的な聖堂内は、美しいステンドグラスに彩られ、暖かく柔らかな光に包まれています。
聖堂の開閉時間 : 9:00〜15:00
聖堂内の全ての窓にはめ込まれているステンドグラスを作ったのは、カナダのケベック州出身のガストン・プチ神父です。プチ神父は1961年に来日し、1963年に聖堂内のステンドグラスを完成させました。プチ神父は、ドミニコ会の聖職者として40年以上日本で暮らしながら、油彩、彫刻、書、版画など幅広いジャンルで画家としても活躍しています。
聖堂内右手のステンドグラスに囲まれたスペースには、ご聖櫃が設置されています。正面には聖画が飾られており、左の絵はイエスの誕生のお告げが、右の絵にはイエスの復活が描かれています。ご聖櫃は、ご聖体(キリストの体を表すパン)が安置されている、最も大切な場所です。
聖堂の壁には、主の十字架のご受難を黙想する「十字架の道行きの祈り」のために、主が歩まれた順に14場面のタイル画が掛けられています。2007年にドミニコ会のアルベルト・カルペンティール神父によって制作されました。